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読書ガイド · 目標 9 · 産業と技術革新

数学のゲーム

6〜14歳

家庭と先生のための無料の読書ガイド:年齢別の問い、言葉、アクティビティ。

『数学のゲーム』の表紙

この物語について

文:Ricardo Alcántara(Premio Lazarillo) 絵:Eva Sánchez Gómez

『数学のゲーム』は、国連のSDGsに1冊ずつ対応するEco Heroesの絵本17冊の第9巻で、目標9「産業と技術革新」を扱います。文はRicardo Alcántara、絵はEva Sánchez Gómez。英語版の題名は The Maths Game です。数学の才能に恵まれたキャサリン。けれど当時、肌の黒い女の子の前では多くの扉が閉ざされていました。アブリルはノートを置き、ふたりは文の続きを書き合う遊びを始めます。キャサリン・ジョンソンに着想を得た物語です。このガイドには、年齢帯ごとの問い、言葉の説明、身近な困りごとを解く発明の活動を含む3つの活動をまとめました。絵本は会員ライブラリーの一部です。

話し合うテーマ

  • 数学は可能性の言語
  • イノベーションは魔法ではない
  • 好奇心と粘り強さ
  • 「もし〜なら?」と問う勇気
  • だれもが使えるインフラ

話し合いの問い

6〜8歳

  1. アブリルとキャサリンはノートで文の続きを書き合ったよ。あなたならだれとどんな文を書きたい?
  2. 数を数えると便利なことを、3つ挙げてみよう。
  3. 「もし〜なら?」で始まる質問を一つ作ってみよう。
  4. 家にある発明品で、いちばんすごいと思うものは何?

9〜11歳

  1. 「イノベーションは魔法ではない」とあります。魔法と発明は、何が違う?
  2. 発明品を1つだけ残せるとしたら、何を選ぶ?それをまだ持っていない人は、世界のどこにいるかな?
  3. 粘り強さがないと、発明はどうなる?失敗したあとに続けられた経験はある?
  4. 電波は世界の96%に届いていますが、4人に1人はまだインターネットを使えません。届いているのに使えないのはなぜだと思う?

12〜14歳

  1. 国連のターゲット9.cは、2020年までに後発開発途上国で安価なインターネットを、というものでしたが、達成されませんでした。2025年に利用していた人は34%です。つながれないと、どんな機会を失う?
  2. ターゲット9.1は、質が高く強靱なインフラを全ての人に公平に、と求めます。きみのまちで、だれにとっても公平とは言えないインフラはある?
  3. 「数学は可能性の言語」。この言葉に賛成?数学が解決した身近な問題を一つ挙げてみよう。
  4. 新しい技術は、だれかの仕事を奪うこともあります。イノベーションを進めるとき、取り残される人をどう支える?

覚えたい言葉

イノベーション
新しいアイデアや技術で、今までのやり方を大きく変えること。
インフラ
道路、橋、電気、水道、通信網など、暮らしの土台になる設備。
産業
物をつくったり、サービスを提供したりする仕事の集まり。
技術
科学や経験をもとに、物をつくったり問題を解いたりする方法。
可能性
これから起こるかもしれないこと、できるかもしれないこと。
粘り強さ
うまくいかなくても、あきらめずに続ける力。
好奇心
「なぜ?」「どうなっているの?」と知りたくなる気持ち。
ブロードバンド
動画も送れる速いインターネット回線。
強靱(レジリエント)
災害や故障があっても、こわれにくく、すぐ立ち直れること。
後発開発途上国
国連が定めた、世界の中でもとくに暮らしや経済の面で支えを必要としている国々。

アクティビティ

30分

解決策を発明しよう

用意するもの

  • 紙
  • 鉛筆
  • 身の回りにあるもの(箱、ひも、クリップなど)

手順

  1. ペアになって、学校や通りで見かける身近な困りごとを1つ選びます。
  2. 近くで見つけられるものだけを使って、それを解決する発明品をスケッチします。
  3. 「もし〜なら?」の質問を3つ書いて、スケッチを一度作り直します。
  4. できれば、箱やひもで簡単な模型を作ります。
  5. 最後に60秒でプレゼンし、聞いた人は質問を一つずつ返します。

30分

橋をかける

用意するもの

  • 紙
  • セロハンテープ
  • 本2冊(土台)
  • 小さなおもちゃや消しゴム(重り)

手順

  1. 本と本のあいだに、紙だけで橋をかけます。
  2. 重りを一つずつ乗せ、何個まで耐えられるか数えます。
  3. 紙を折る、丸める、重ねるなど形を変えて、もう一度試します。
  4. 数えた結果を表にして、いちばん強かった形がなぜ強いのか話し合います。

20分

まちのインフラ地図

用意するもの

  • 紙
  • 色鉛筆
  • 短い散歩

手順

  1. 家から学校までの道で見つけた「インフラ」を書き出します。道路、信号、電柱、マンホール、電波塔、バス停。
  2. それぞれがこわれたら、だれが困るかを横に書きます。
  3. 世界には、その一つがない場所があることを話し合います。

目標9とのつながり

目標9は、強靱なインフラとイノベーションを求めます。ターゲット9.cの、2020年までに後発開発途上国で安価なインターネットを、という約束は達成されませんでした。9.1は、強靱なインフラを全ての人が公平に使えるようにすることです。電波は世界人口の96%に届いています(2026年)。『数学のゲーム』は、技術の根にある好奇心と勇気を見せます。

目標9「産業と技術革新」のすべて →

よくある質問

『数学のゲーム』は何歳向けですか?

6歳ごろから読み聞かせとして、14歳ごろまでひとり読みとして楽しめます。算数を習い始めた子にも、技術やインフラの話ができる中学生にも使えるよう、このガイドの問いは6〜8歳、9〜11歳、12〜14歳の3つの年齢帯に分けています。

絵本はどうやって読みますか?

『数学のゲーム』は、Eco Heroesの家族プランまたは学校プランに含まれる17冊の絵本の1冊で、スマートフォンやタブレット、パソコンのブラウザで読みます。刊行は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、カタルーニャ語、デンマーク語の8言語で、日本語版はないため、絵本そのものは英語版で読みます。この読書ガイドと、サイト、ゲーム、クイズ、動画、授業案は日本語で使えます。

このガイドの数字はどこから来ていますか?

このサイトの目標9のページからです。同ページは「持続可能な開発目標(SDGs)報告2026(UN DESA)」を出典とし、数値は2026年7月発表のものです。目標ページが更新されたときに、このガイドも更新します。

本を全部読む

『数学のゲーム』は、家族プランまたは学校プランのメンバー向けEco Heroesライブラリーで読めます。このガイドは公開されています。家庭でも教室でも自由にお使いください。