読書ガイド · 目標 15 · 陸の豊かさ
脱出
6〜14歳
家庭と先生のための無料の読書ガイド:年齢別の問い、言葉、アクティビティ。
この物語について
『脱出』は、国連のSDGsに1冊ずつ対応するEco Heroesの絵本17冊の第15巻で、目標15「陸の豊かさ」を扱います。文はDavid Fernández Sifres、絵はEster García。英語版の題名は Exodus です。アブリルが見ているデイビッド・アッテンボローのドキュメンタリーは、やがて宇宙へ飛び立ちます。宇宙船EXODUSでは、二体のロボットが、彼らがTHREEと呼ぶ惑星に着陸しようとしています。サー・デイビッド・アッテンボローに着想を得た物語です。このガイドには、年齢帯ごとの問い、言葉の説明、3つの活動をまとめました。絵本は会員ライブラリーの一部です。
話し合うテーマ
- どの種も物語の一語
- 森と古い木々
- 自然に耳を傾ける
- 失われる森
- 絶滅を防ぐ
話し合いの問い
6〜8歳
- 森から出てきた人のまわりには、どんな生き物がいたかな?
- 近くにいる野生の動物や植物のなかで、いなくなったらいちばん悲しいのはどれ?
- 自然に「耳を傾ける」って、どうすること?外で目を閉じたら、何が聞こえる?
- 木は何歳まで生きると思う?きみより年上の木を知っている?
9〜11歳
- 「どの種も、命の物語のなかの一語」とあります。一語が消えると、文はどう変わる?生き物にたとえると?
- 2015年以降、世界で4100万ヘクタールの森林が失われました。森がなくなると、森にいた生き物はどこへ行く?
- きみの近くの生き物が生きていくには、何が必要かな。食べ物、すみか、ほかには?
- 森に住む人と、森を切って畑や道路にしたい人。どちらの言い分も聞いたうえで、どう決める?
12〜14歳
- 国連のターゲット15.2は、2020年までに森林減少を止めることでしたが、期限は過ぎ、この35年間で森林は2億310万ヘクタール減りました。期限が守られなかった原因は何だと思う?
- ターゲット15.5は、絶滅危惧種を守り絶滅を防ぐ緊急の対策です。一つの種が消えることが、人間の暮らしに関わるのはどんなとき?
- 暖かい海でサンゴ礁をつくるサンゴの44%が高い絶滅リスクにあります(2025年)。陸の目標とサンゴは、どうつながっている?
- 森を守るために、森から遠い都市に住む自分にできることはある?買い物や食べ物から考えてみよう。
覚えたい言葉
- 生物多様性
- 地球にたくさんの種類の生き物がいて、お互いにつながっていること。
- 種
- 生き物の種類。トラ、カブトムシ、サクラなど、それぞれが一つの種。
- 絶滅
- ある種の生き物が、地球上から一匹もいなくなってしまうこと。
- 絶滅危惧種
- 数が減って、このままだと絶滅しそうな生き物。
- 森林減少
- 森が切られたり燃えたりして、面積が減っていくこと。
- ヘクタール
- 広さの単位。100メートル四方で1ヘクタール。
- 生態系
- ある場所の生き物と、水や土、空気がつながり合っているしくみ。
- 樹齢
- 木の年齢。何年生きているか。
- 耳を傾ける
- 注意して、じっくり聞くこと。
アクティビティ
30分
10平方メートルのサファリ
用意するもの
- ひもか棒(区画の目印)
- 紙
- 鉛筆
- 虫めがね(あれば)
手順
- 芝生や公園、校庭の一角を、ひもで小さく区切ります。
- 15分間で見つけられる生き物をすべて数え、名前がわからなければ絵にします。
- 区画どうしを比べて、いちばん生き物が多いのはどこか、それはなぜか考えます。
- 生き物が少なかった区画に、何があれば増えそうかを話し合います。
- 一か月後に同じ区画でもう一度数え、季節で何が変わったかを記録します。
20分
命の物語を書く
用意するもの
- 紙
- 鉛筆
手順
- 近所の生き物を10種類書き出し、それぞれを「一語」として一つの文章にします。
- そのうち一つを消して、文章を読み直します。意味はどう変わった?
- 消した一語の代わりに入る生き物はいるか、話し合います。
25分
年上の木を探す
用意するもの
- メジャーかひも
- 紙
- 鉛筆
手順
- 近所でいちばん太い木を探し、ひもで幹のまわりを測ります。
- 家族や先生に、その木が自分より年上かどうか聞いてみます。
- その木が切られたら、だれが(鳥、虫、人)困るかを書き出します。
- 木に名前をつけ、季節ごとに様子を見に行きます。
目標15とのつながり
目標15は、森林と生物多様性を守ることを求めます。ターゲット15.2の、2020年までに森林減少を止めるという約束は期限が過ぎました。15.5は絶滅を防ぐ緊急の対策です。2015年以降に失われた森林は4100万ヘクタール、35年間では2億310万ヘクタールです。『脱出』は、その数字を「物語から消える一語」として子どもに手渡します。
目標15「陸の豊かさ」のすべて →よくある質問
『脱出』は何歳向けですか?
6歳ごろから読み聞かせとして、14歳ごろまでひとり読みとして楽しめます。小さな子には身近な生き物の話から、中学生には森林や絶滅危惧種の話まで広げられるよう、このガイドの問いは6〜8歳、9〜11歳、12〜14歳の3つの年齢帯に分けています。
絵本はどうやって読みますか?
『脱出』は、Eco Heroesの家族プランまたは学校プランに含まれる17冊の絵本の1冊で、スマートフォンやタブレット、パソコンのブラウザで読みます。刊行は英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、カタルーニャ語、デンマーク語の8言語で、日本語版はないため、絵本そのものは英語版で読みます。この読書ガイドと、サイト、ゲーム、クイズ、動画、授業案は日本語で使えます。
このガイドの数字はどこから来ていますか?
このサイトの目標15のページからです。同ページは「持続可能な開発目標(SDGs)報告2026(UN DESA)」を出典とし、数値は2026年7月発表のものです。目標ページが更新されたときに、このガイドも更新します。